「人との会話後に自分の言動を振り返って落ち込んでしまう」
「考えすぎて頭がぐったり疲れる」
とお悩みではありませんか?
思考がぐるぐる回ってしまう理由や「反省」と「反すう」の違い、脳内反省会から抜け出すための具体的な5つのヒントを分かりやすく解説します。
今日話したことを思い返して、「あの言い方、変じゃなかったかな」ってずっと考えてしまうことがあるの。
もう終わったことなのに、頭の中ではまだ続いているの?
そうなの。
考えても答えが出ないってわかっているんだけど……。
「あの人、嫌な気持ちになってないかな」
「別の言い方をすればよかったかな」
って何度も考えちゃう。
それは、頭の中でもう一回同じ一日を過ごしているみたいなの🌼
反省することと、ずっと自分を責めることは違うのかもしれないの。
一緒に調べてみるの🌷
誰かと会った日の夜。
「あの発言、余計だったかも」
「変な人だと思われていないかな」
そんなことを思い出して、眠れなくなった経験はありませんか?
自分の行動を振り返ること自体は悪いことではありません。
失敗から学び、次に生かすためには、ときどき振り返ることも必要です。
しかし、同じ出来事を何度も思い返しながら自分を責め続けても、新しい答えが見つからないことがあります。
心理学では、このように同じことを繰り返し考え続ける状態を「反すう」と呼ぶことがあります。
今回は、なぜ「考えすぎ」がこんなにも疲れるのか、そして頭の中で続く反省会から少し離れるためのヒントを紹介します。
① なぜ考えすぎるとこんなに疲れるの?
何もしていないのに、考えごとをしただけでぐったり疲れることがあります。
それは、頭の中では何度も同じ問題に向き合い続けているからかもしれません。
たとえば、
「嫌われたかもしれない」
と思ったとします。
すると、
「どの言葉がまずかったんだろう」
「相手の表情が少し曇っていた気がする」
「やっぱりあの一言を言わなければよかった」
と、次々に考えが広がっていきます。
けれど、その場に相手はいません。
本当の答えを確かめられないまま、頭の中だけで推測を繰り返すことになります。
特に、人と関わったあとに自分の言動を繰り返し否定的に振り返る「出来事後の反すう」は、社会不安との関連が研究でも報告されています。
だからといって、考えすぎる人が必ず何らかの病気だということではありません。
私たちは誰でも、恥ずかしい失敗をしたり、大切な人との会話が気になったりすれば、あとから思い返します。
問題は、その考えによって自分の生活まで苦しくなっているかどうかです。
② 「反省」と「反すう」は何が違う?
「考えないようにしたら、反省できない人になるのでは?」
と思うかもしれません。
でも、反省と反すうには少し違いがあります。
反省
「次はこうしてみよう」と、次の行動につながる。
たとえば、
「今日は説明が長くなってしまった。次は最初に結論を言ってみよう」
と考えたら、次に試せることがあります。
反すう
同じ問いを何度も繰り返すけれど、行動につながらない。
「あんなことを言うなんて私はダメだ」
「どうしてあんなことをしたんだろう」
「きっと嫌われた」
と繰り返しても、次に何をすればいいのかは見えてきません。
反省は未来へ進むための振り返り。
反すうは、過去の同じ場所をぐるぐる回り続ける思考とも言えます。
③ 脳内反省会が止まらなくなる3つの理由
答えを出せば安心できると思ってしまう
人は、わからない状態を不安に感じることがあります。
「相手はどう思ったんだろう」
という問いに答えがないと、頭は答えを探し続けます。
けれど、他人の気持ちはどれだけ考えても完全にはわかりません。
考え続ければ必ず正解にたどり着く問題と、本人に聞かなければわからない問題があります。
そこを分けることが大切です。
「失敗しないため」に考え続ける
考えすぎることには、
「同じ失敗を二度としないようにしなければ」
という気持ちが隠れていることもあります。
つまり、自分を守るために考えているのです。
けれど、人間関係で一度も失敗しないことはできません。
どれだけ準備しても、言葉を間違えることもあれば、相手と考え方が合わないこともあります。
完璧な答えを探し続けるほど、安心できる瞬間は遠くなってしまいます。
自分にだけ厳しい採点をしている
友達が、
「今日ちょっと変なこと言っちゃったかも」
と言ったら、
「そんなに気にしなくても大丈夫だよ」
と言えるのに、自分には同じ言葉をかけられない。
そんなこともあります。
他人には70点でも十分と思えるのに、自分だけ100点を求めてしまう。
その採点基準そのものが、脳内反省会を長引かせている場合もあります。
④ 考えすぎから離れる5つのヒント
1.「これは今、解決できる問題?」と聞く
考え始めたことに気づいたら、
「これは今考えれば解決できること?」
と自分に聞いてみます。
明日送るメールの文章なら、今考える意味があります。
でも、
「今日話した相手は本当は私をどう思っているんだろう」
という問いは、ひとりで考え続けても答えが出ないかもしれません。
「今は答えの出ない問題」と分けるだけでも、少し距離を取ることができます。
2.事実と想像を分ける
たとえば、
「相手の返事が短かった。絶対に怒っている」
と思ったとします。
これを分けると、
事実:返事が短かった
想像:私に怒っている
わからないこと:なぜ短かったのか
となります。
忙しかったのかもしれません。
疲れていたのかもしれません。
もちろん、本当に怒っている可能性もあります。
大切なのは、自分の推測を事実として確定しないことです。
3.次にできることをひとつだけ決める
反省する必要がある出来事なら、
「次はどうする?」
をひとつだけ決めます。
「次は相手の話を最後まで聞く」
「わからなければ、その場で確認する」
それが決まったら、反省会は終了です。
過去を何度見直しても変えられませんが、次の行動は変えられます。
4.頭の外へ書き出す
同じ考えが頭の中を回っているときは、紙やメモに書き出してみます。
文章にならなくても構いません。
「嫌われたかも」
「恥ずかしい」
「明日謝る?」
と思っていることを外に出します。
頭の中だけで考えていると、同じ内容が何度も新しい問題のように戻ってきます。
書いて目で見ることで、
「さっきから同じことを考えていたんだ」
と気づきやすくなります。
5.考えないのではなく「今」に戻る
「考えちゃダメ」
と思うほど、逆にそのことが気になる場合があります。
だから、無理に追い出そうとしなくても構いません。
「また考えているな」
と気づいたら、
・温かい飲み物を飲む
・好きな音楽を一曲聴く
・お風呂に入る
・外の風を感じる
・目の前にあるものをひとつ眺める
など、意識を今いる場所へ戻します。
考えが消えなくてもいいのです。
考えがあるままでも、別のことを始めることはできます。
気持ちを整理するためにノートに書き出してみるのもいいかもしれないね!
さいごに
考えすぎてしまうのは、弱いからでも、面倒な性格だからでもありません。
「失敗したくない」
「相手を傷つけたくない」
「嫌われたくない」
そんな気持ちがあるからこそ、何度も答えを探してしまうことがあります。
でも、すべての問題に、その日のうちに答えを出す必要はありません。
・今解決できる問題かを確認する
・事実と想像を分ける
・次にできることをひとつ決める
・頭の外へ書き出す
・意識を今へ戻す
反省して、次にできることが決まったなら、それ以上自分を責め続けなくても大丈夫です。
最後まで読んでくれてありがとうなの!
これからもよろしくなの!
