「幸せな人」と聞くと、いつも笑顔で、前向きで、悩みの少ない人を思い浮かべるかもしれません。
けれど、本当にそうなのでしょうか。
幸せな人って、毎日ずっと楽しい気持ちでいられるのかな。
嫌なことがあっても、すぐ前向きになれるとか……。
そんな人、本当にいるのかなあ。
お花だって、雨の日はしょんぼりして見えることがあるの
じゃあ、幸せな人とそうじゃない人は、何が違うんだろう?
幸せな出来事が多いというより、身近にある小さな幸せを見つけるのが上手なのかもしれないの。
一緒に調べてみるの🌷
幸せな人は、特別に恵まれた人生を送っている人とは限りません。
悲しい日もあれば、失敗して落ち込む日もあります。
それでも心理学の研究では、人とのつながりや日々の過ごし方、物事の受け止め方などに、幸福度と関係するいくつかの傾向が見つかっています。
今回は、科学や心理学の研究から見えてきた「幸せな人に共通しやすいこと」を7つ紹介します。
すべてを実践する必要はありません。
今の自分にもできそうなものがあれば、ひとつだけ取り入れてみてください。
①幸せな人は、いつも幸せなわけではない
幸福度が高い人も、悲しんだり、腹が立ったり、落ち込んだりします。
「幸せ」とは、いつも明るい気持ちでいることではありません。
心理学では、日々の楽しい感情だけでなく、
・自分の暮らしにどのくらい満足しているか
・安心できる人とのつながりがあるか
・自分の人生に意味を感じられるか
といった複数の要素から、幸福について考えます。
嫌な出来事があった日に、
「今日は最悪だった。でも、帰りに食べたご飯はおいしかった」
と思えることがあります。
嫌だった気持ちを無理に消さなくても、その隣にあった小さな喜びまで消さない。
幸せな人は、そんなふうに複数の気持ちを同時に持てる人なのかもしれません。
②幸福度が高い人に共通しやすい7つのこと
1.安心できる人とのつながりがある
幸福度と深く関係していると考えられているのが、人とのつながりです。
ただし、友達の人数が多ければよいわけではありません。
大切なのは、
「この人の前では、少し力を抜いても大丈夫」
と思える相手がいること。
家族や友人、パートナーだけでなく、短い会話を交わせる同僚や、趣味を通じて知り合った人も含まれます。
広いつながりより、安心できるつながりが心を支えてくれます。
2.小さな良いことに気づく
幸せな人には、日常の小さな良い出来事に気づきやすい傾向があります。
・ご飯がおいしかった
・空がきれいだった
・電車で座れた
・誰かが親切にしてくれた
・好きな花を見つけた
どれも、人生を大きく変える出来事ではありません。
それでも、小さな「よかった」を見つける回数が増えると、一日の印象は少しずつ変わります。
3.今この瞬間に意識を戻せる
私たちの心は、過去の後悔や未来の不安へ簡単に移動します。
考えることが悪いわけではありません。
ただ、ときどき目の前へ意識を戻すことで、心を休ませやすくなります。
飲み物の温かさを感じる。
風の音を聞く。
食事の味をゆっくり確かめる。
ほんの数秒でも、「今ここ」に戻る時間が心の余白になります。
4.無理のない範囲で体を動かしている
運動と聞くと、筋トレやランニングを想像するかもしれません。
けれど、激しい運動をする必要はありません。
短い散歩をする。
座りっぱなしの途中で伸びをする。
好きな音楽に合わせて少し体を動かす。
体を動かすことは、気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
5.休むことを後回しにしすぎない
よく眠れなかった日は、いつもなら気にならないことにも傷つきやすくなります。
反対に、よく眠れた朝は、それだけで少し世界が穏やかに見えることがあります。
休むことは、頑張った人だけがもらえるご褒美ではありません。
明日の自分を守るために必要な時間です。
6.無理のない範囲で親切にする
誰かに感謝を伝えたり、小さな親切をしたりすることは、自分の幸福感にもつながると考えられています。
「ありがとう」と言う。
困っている人を少し手伝う。
相手の好きなものを覚えておく。
大げさなことをする必要はありません。
ただし、自分を削り続けることは親切とは限りません。
自分にも余裕があり、「そうしたい」と思えたときだけで十分です。
7.自分にとって大切なものを持っている
幸せにつながるのは、楽しいことだけではありません。
「自分にとって、これは大切だ」
と思えるものがあることも、心を支えてくれます。
・好きな人と食卓を囲む
・ペットのお世話をする
・本を読む
・趣味を楽しむ
・花や植物を育てる
・誰かの役に立つ仕事をする
立派な夢や、大きな使命でなくても構いません。
周りから価値があると思われるかではなく、自分が大切だと思えるかどうかが重要です。
③今日からできる3つの小さな習慣
7つすべてを一度に始める必要はありません。
まずは、負担の少ないことから試してみましょう。
今日よかったことをひとつ思い出す
眠る前に、その日少しだけ良かったことをひとつ思い出します。
「天気がよかった」
「好きなお菓子を食べた」
そのくらい小さなことで十分です。
何も思いつかない日は、無理に探さなくても構いません。
誰かに短い言葉を送る
しばらく話していない人に、
「元気にしてる?」
と送ってみる。
あるいは、今日会った人に、
「ありがとう」
と伝える。
ほんの短い言葉でも、つながりを育てる一歩になります。
5分だけ、自分を休ませる
スマートフォンを置いてお茶を飲む。
窓の外を見る。
好きな音楽を聴く。
何かを成し遂げるためではなく、ただ心と体を休ませる5分をつくってみましょう。
④幸せを「努力不足」にしないために
ここまで読むと、
「幸せになるために、もっと頑張らなければ」
と思う人もいるかもしれません。
けれど、幸せは本人の努力だけで決まるものではありません。
健康状態や仕事、経済的な余裕、家庭環境、人間関係など、自分ひとりでは簡単に変えられない事情にも左右されます。
つらいときに幸せを感じられないのは、感謝が足りないからでも、考え方が悪いからでもありません。
小さな良いことを探せない日もあります。
誰とも話したくない日もあります。
そんな日は、幸せになるための習慣を休んでも大丈夫です。
見つけられない日もあるの。
そんな日は、無理に探さなくていいのよ。
また少し元気になった日に、一緒に探せばいいんだから。
さいごに
悲しい日や苦しい日にも、小さな安心や喜びがすべて消えてしまわず、どこかに残っている。
そして、それに気づけるだけの余白を持っている。
それが、幸福度の高い人に見られる特徴なのかもしれません。
今回紹介した7つは、必ず幸せになれる方法ではありません。
それでも、
・安心できる人を大切にする
・小さな良いことに気づく
・今この瞬間へ戻る
・少し体を動かす
・きちんと休む
・無理のない範囲で親切にする
・自分にとって大切なものを持つ
この中に、今の自分を少しだけ楽にしてくれるものがあるかもしれません。
幸せについて、もう少し考えてみたい方へ
幸せには、誰にでも当てはまるひとつの正解があるわけではありません。
心理学の研究や、さまざまな人の考えに触れてみると、自分が大切にしたい幸せの形を見つけるヒントになることがあります。
今回の記事を読んで、幸福についてもう少し深く知りたいと思った方は、こちらの本も参考にしてみてください。
最後まで読んでくれてありがとうなの。
今日の中にも、小さな「よかった」がありますようになの🌷
